Chromebookを買う時に注意することは?

chromebook fun

2021年現在のChromebookのバッテリー駆動時間は一般的に約10時間から12時間となっている。実際の使用時間は10時間前後になる。私が使用しているASUS Chromebook C302Cは購入して4年目になる。バッテリー駆動時間は6時間前後。既に1日中使えるモバイルパソコンではない。

モバイルワーカーとして求めているパソコンは最低でも10時間はバッテリーが持つパソコンになる。C302Cクロームブックも最初の1年ぐらいは1日中使えていた。バッテリーは年数劣化するので1年毎に駆動時間が短縮していく。私は2021年年末にC302Cクロームブックに変わる新しいChromebookを購入予定でいる。

バッテリー駆動時間が15時間以上あるChromebookを求めている。Windowsパソコンには20時間以上バッテリー駆動時間が続く製品がある。Chromebookではまだない。これから生まれてくるのは確かである。 

使用目的とパソコンの寿命(バッテリー)

 

まず、クロームブックの欠点を学んでから自分が使う用途を考える必要がある。Windowsパソコンの代わりとして使用する時困るのは使い慣れたアプリソフトが使えない場合が多いことである。マイクロソフト365オフィスと同等のアプリはGoogleが無料で提供しているが提供される機能で欲求が満たせるかどうかである。 

インターネット接続無しで自由自在に使えるWindowsパソコンではない。基本、インターネット接続が大前提で機能するChromebookであることを認識すること。

ChromebookはWindowsパソコンよりも使用範囲が限定される

どんな時に困るのか?

  • インターネット接続なしの状態で使えない場合が多い
  • CPUのパワー不足を感じる機種が多い(3万円以下の製品)
  • バッテリー駆動時間が今ひとつ短い(15時間以上駆動するChromebookがない)
  • 無料Wi-Fi接続が切れやすい(IPアドレスの取り合いで負けてしまう)
  • テキストエディターのアプリの数が少なく、これと言った定番アプリがない
  • 印刷をしたい時に昔のプリンターが使えない(Windowsパソコンで使えて、Chromebookでは使えない)

一般的な用途(ウエブサーフィング、メール送受信、オフィスアプリ、カレンダー機能など)ならばWindowsパソコンよりもChromebookの方が便利。特殊な使い方をしたいユーザーはChromebookでは役不足になる。

Chrome OSアップデート期間は8年間

2020年度以降に販売されたChromebookのOSアップデート期間は8年間になっている。Windows OSのアップデート期間よりも長い。これは有り難いのだが、Chromebookに内蔵されているバッテリーが劣化して使用時間が短くなってモバイル用途で使えなくなる。

4年経過した時点でバッテリー交換ができれば良いのだが、現在のメーカーはASUS以外に対応できていない。そのため、4年経過後に新機種に買い換える選択をするユーザーが多い。これはChromebookだけでなくWindowsパソコンでも同じ。

パソコンはWindowsパソコン、Appleのマック、Chromebookも時間の経過で野菜のように腐り始める。Chrome OSのアップデート期間が8年間あってもハードウエア面で問題が発生する場合が多くなる。

バッテリーが劣化すると使用時間が短くなりバッテリー交換が面倒

ACアダプター充電無しで1日中使いたいモバイルユーザーはバッテリー駆動時間ができるだけ長い製品を購入すべきである。バッテリー駆動時間は時間の経過でどんどん短くなっていく。バッテリー駆動時間が長いChromebookであれば、余裕が生まれる。

バッテリー駆動時間が10時間のChromebookならば、使用4年目でモバイルユーザーが求める駆動時間を提供できなくなる。私はもうバッテリー駆動時間10時間の製品を買わないようにしている。今年の年末頃にはバッテリー駆動時間が15時間以上のChromebookが生まれてくるのではと期待している。

Chromebookの悪い点を理解した上で購入するユーザーであれば、Windowsパソコンの半額で同等の用途で十分使えるChromebookが買える。電源をオンしたら5秒以内でログイン画面が表示される。Chrome OSのアップデートは1分以内で終わり、気づかないうちに更新される。

Chromebookが壊れても新しいChromebookを購入すれば今まで使っていた環境を直ぐにクラウドから復元される。同じ作業環境を複数のChromebookで再現できるのが一番便利。良い点はたくさんある。

結論

Chromebookがコロナ禍で脚光を浴びてきた。Windowsパソコンの半額で同等の用途で十分使える。今は、良い点だけが脚光を浴びているが悪い点も理解しないと後悔をする。Chromebookを購入するユーザーは悪い点を事前に勉強してから使う用途を明確にして購入を検討すべきである。