Thinkpad C13 Yoga Chromebookを米アマゾンから購入した。金額は72000円ぐらい。注文して8日間で米国から自宅まで届いた。なぜ、ThinkPad C13 Yoga Chromebookを買ったのか。ThinkpadのChromebookは法人向けが多く、個人の手に入ることが少ない。買えるときに買わないとトラックポイント付きのChromebookが手に入らない。
Thinkpadのキータッチ、高剛性、トラックポイント、安定したWi-Fi接続を好むユーザーならば、ThinkPad C13 Yoga Chromebookを衝動買する。このモデルには欠点も良い点もある。
ThinkPad C13 Yoga Chromebookを買いたいユーザーは欠点と良い点を理解した上で購入すべきかを判断すべきである。私は欠点よりも良い点の魅力で衝動買いをした。
目次
ThinkPad C13 Yoga Chromebookの魅力
WindowsパソコンのThinkpadを使っている人ならば、Thinkpadの良さを十分理解している。Chrome OS搭載のThinkpad C13 YogaはOSをWindowsからChrome OSに変えただけでThinkpadの特徴を維持している。
大きな違いは価格とハードウェアのスペックぐらいである。7万2000円でこのスペックであることに不満を持つか、持たないかである。
ThinkPad C13 Yoga Chromebookの主スペック
初期導入済OS Chrome OS
プロセッサー AMD Ryzen™ 5 3500C
セキュリティ・チップ(TPM) あり
その他のセキュリティ機能 ユーザー パスワード、セキュリティ キーホール
最大メモリ容量 8GB(PC4-25600 DDR4 SDRAM)
最大搭載メモリ数(スロット数) 0(オンボード)
ストレージタイプ SSD 128G
光学ドライブタイプ なし
ビデオ・チップ APU内蔵(AMD Radeon™ グラフィックス)
ディスプレイ LEDバックライト付 13.3型 FHD IPS液晶 (1920x1080ドット、1,677万色以上、16:9) 、マルチタッチ対応(10点)
インターフェース(ポート) HDMI x1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
インターフェース(USBポート) USB 3.1 Gen2 x2 (Video-out 対応)、USB 3.1 Gen1 x2
WWAN なし
ワイヤレス インテル® Wi-Fi 6 AX200 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth あり
イーサネット なし
オーディオ機能 デジタルマイクロホン/ステレオスピーカー
内蔵カメラ インカメラ: HD 720p カメラ 、ThinkShutter付
アウトカメラ: 500万画素(カスタマイズによる選択)
カードスロット microSDメディアカードリーダー
キーボード フルサイズ・キーボード (6列)、78キー 、US配列、TrackPoint、ThinkPadクリックパッド、バックライト・キーボード
指紋センサー搭載
ポインティング・デバイス TrackPoint+ThinkPadクリックパッド
本体寸法 (幅×奥行き×高さ) 約 307.56x212.1x15.5-17.9mm
質量(バッテリー・パック、を含む) 約 1.497kg
バッテリー・パック 4セル リチウムイオンバッテリー (固定式)
バッテリー駆動時間 最大 約 8時間
本体カラー アビスブルー
欠点
プロセッサー AMD Ryzen™ 5 3500C
Chromebookのベンチマーク Octane値で面白い現象が起きている。ACアダプター電源接続の時と無い時では数値の差が大きく出る事実である。
ACアダプターあり・・・約38,000
ACアダプターなし・・・22,000と39,000 (バッテリー駆動のとき)
パフォーマンスの違いが歴然としている。ThinkPad C13 Yoga Chromebookはディスプレイが13.3型フルHD液晶(1920×1080ドット、タッチ操作対応)で重量1.49キロでモバイルパソコンとして使える。AC電源でパフォーマンスが強くてもバッテリー駆動時に同じ強さを発揮できなければCPUの良さを享受できない。
困ったことはバッテリー駆動時のOctane値にばらつきがあること。テストした時間帯で数値が高くなる現象が起きる。本日の午後16時頃いテストした時の数値の平均が約22000に対し、午後19時頃にテストした数値が約39000を示した。
使用するタイミングでCPUのパフォーマンスが上がったり下がったりするということである。どちらにしても体感スピードはそれほど変わらないので仕事をする上で支障はない感じである。なぜ、LenovoはThinkPad C13 Yoga Chromebookをこんな仕様にしたのか。
バッテリー駆動時間 最大 約 8時間
バッテリー駆動が最大約8時間というレベルはWindowsパソコンや通常のChromebookと比較してちょっと短い。私のように1日中バッテリーだけでChromebookを使用する人にとって不安になる。そのため、ACアダプターを持参する必要が出てくる。リュックにACアダプターの重さが追加されることになる。
なぜ、LenovoはThinkPad C13 Yoga Chromebookをこんな仕様にしたのか。その答えは、バッテリー駆動時間を長くさせるためであると思っている。CPUのパフォーマンスを高めるとどうしても電力消費量が高くなる。その結果、バッテリー駆動時間が短くなる。
プロセッサー AMD Ryzen™ 5 3500Cは2020年9月20日に販売されたCPUであるので1世代古くなる。最新のRyzen 5はバッテリー駆動時間を長く出来るような省電力機構になっている。
今日1日中使ってバッテリー駆動時間を測ってみた。その結果、約7時間という結果になった。残念ながら私の仕事では7時間以上パソコンを使っているのでACアダプターが必要になる結果である。私のニーズをすべて満足するパソコンは少ないので我慢するしか無い。4年後に新しいChromebookを買うときにはバッテリー駆動時間が20時間以上になるモデルが販売されているはず。それまでC13 Yoga Chromebookで我慢する。
キータッチが少し重い
キータッチの感じ方は人によって違うので一概に欠点とは言えないが、WindowsパソコンのThinkpadのキータッチはC13 Chromebookよりも軽い。C13 Yogaのキータッチは人によっては疲れると言うかもしれない。
Track Pointに少し問題あり、将来このバグを修正されることを祈る
ブログをエディター画面で書くときに編集画面のスクロールとページ画面のスクロールがスムーズにつながらない。Track Pointで編集画面を移動したあとにページ画面を上下に移動しようとすると編集画面のスクロールしか出来ない。WindowsパソコンのThinkpad Track Pointではこの問題は発生していない。
一方、タッチパッドでは同じ問題は発生しない。Track Pointでのみ発生する。マウスを繋げて使ってもこの問題は発生しない。これは明らかにTrack Pointに問題が有る。
ブラウザーを再起動してブログ編集画面とページ画面のスクロールをTrack Pointで再度検証したら、正常に機能した。何か変な減少が起きたら、ChromeブラウザーやChromebookを再起動して同じバグが発生するかを確認すべきである。
良い点
- インターフェース(ポート) HDMI x1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボ・ジャック
- インターフェース(USBポート) USB 3.1 Gen2 x2 (Video-out 対応)、USB 3.1 Gen1 x2
- 指紋センサー搭載
- ポインティング・デバイス TrackPoint+ThinkPadクリックパッド
- ワイヤレス インテル® Wi-Fi 6 AX200 a/b/g/n/ac/ax
- Pen付属
一般的なChromebookにはHDMIインターフェイスはない。プロジェクター、テレビ、モニターなどに繋げるためのアクセサリーを別途購入する必要がない。
USB Type CとAのインターフェイスが各2個あるのも助かる。Windowsパソコンで使用していたUSB Type Aが沢山有るのでそれらを有効活用できる。ChromebookではUSB Type AのメモリーよりもMicro SDを使う場合が多い。C13 ChromebookにもMicro SDインターフェイスがあるが、USB Type Aの外部記憶容器があるので別途購入する必要がない。
指紋センサー搭載はChromebookがスリープから起動させるたり、ログインしたりするときに非常に便利である。
ポインティング・デバイス TrackPoint+ThinkPadクリックパッドはThinkpadそのものである。これが有るから買うというユーザーが多い。便利であるからだ。
ワイヤレス インテル® Wi-Fi 6 AX200 a/b/g/n/ac/axであるのでこれからのインターネット接続で問題がない。その上、LenovoのWi-Fi機能は一度アクセスしたらずっとそのアクセスを維持してくれる。HPやASUSのChromebookはそれができない。どうしても途中でWi-Fi接続が切れてしまう。
Pen付属も何かと役に立つ。画面を指で触らないでペンを使って操作ができる。メモ書きやイラストなどもできる。おまけのような感じの精度であるのであまり期待していないが、無いよりは有ったほうが良い。
結論
ThinkPad C13 Yoga Chromebookの魅力は人によって違うが私はこんなニーズを満たしてくれるマシンとして購入した。
- スタバなどのカフェで無料Wi-Fiを使うと接続が切れやすい。LenovoのChromebook、例えば、Lenovo Ideapad Duo Chromebookは一度Wi-Fi接続をすると切れない!
- ThinkpadのChromebookを求めていた。トラックポイントが魅力。
- 主メモリ 8G、SSD 128Gでビジネス用途に耐えられる
- 13.3型のサイズでモバイルパソコンとして丁度よい
- 指紋認証とカメラブライバシーカバーがある
ユーザーガイドのダウンロード
Thinkpad C13 Yoga Chromebook User`s Guide PDF